関ヶ原駅の付近に、日の出桜学生服という聞きなれない学生服のメーカーのホウロウ看板を眼にします(http://www.geocities.jp/kazetaro2002/gakuseifukukanban.html)。この会社も倉敷市の会社のようです。1985年、学生服のブランドをトップメイトに変更しているそうです。

 全国の学生服の8割はメイドイン岡山です。日本の学校、特に中学や高校の多くが、制服の着用を義務づけているそうです。現在、国内で制服を手がけているメーカーはごく零細なメーカーを除いても大小合わせて50社以上ありますが、その半数以上は岡山県の企業です。更に、大手と言われている「トンボ(トンボ学生服)」、「明石被服興業(富士ヨット学生服)」、「菅公学生服(カンコー学生服)」の3社は全て、岡山県に本社を置いています。
 綿花は塩害に強かったのだそうで、江戸時代に岡山を治めていた池田藩が、当時は米本位制経済だったことから、米を増産しようとして遠浅の瀬戸内海を干拓したものの、塩害で米は作れず、その代替品として綿花を栽培したのが、この起源だそうです。江戸時代には足袋を作っていたそうですが、洋装では、足袋は穿かず、足袋の市場が縮小してきたので、代わりに作るものを探して制服に着目した、ということです。実はあえて制服を選んだのには、もうひとつ大きな理由があり、岡山が東京や大阪といった大都会から距離が離れているため、流行を追いかけるものでは、都会との間にタイムラグが生まれて売れにくくなるので、一度決めると何年も変わらないフォーマルな制服が最適だった、という事情も在ったそうです。
 
 紳士服のお店の看板には、「閉店セール」のような文字が、踊っています。我々は、もう慣れた、と言えば慣れたのではありますが、こういう広告手法は紳士服のお店として相応しくはない、と思います。学生服は、(新陳代謝の盛んな)中学生が着ている割に、サイズが変わらない限り、3年間新品のような美しさを保つことが可能で、なかなか品質の高い服地なのだな…、とは感じましたが、上記のような広告は、低俗なものだ、と思います。

 

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