今回はものすごく重要なテーマです。私は物理学の分野にあまり明るくないので、もし科学的に間違ったことを書いていたらメールで教えて下さい。この問題については、色々なことを勉強したり色んな人から科学的事実を教えてもらってから、賛成か反対か立場を決めようと思っています(現時点ではどちらでもありません)。

 「原子力発電所」という問題です。もともと関西にはダムが建設できる河川があまり多くなく、慢性的な電力不足の状態にありました(プロジェクトX・黒四ダムの回からの受け売りです)。週に1回「休電日」という名前の計画停電の日があったそうです(関西電力だけではありませんが)。そうしたわけで福井県若狭湾を中心に多くの原発が作られています。日本海は太平洋と違ってプレートの境界になっていないので、巨大地震が起こる心配はあまりありませんが、津波がまったく起こらないというわけではなくて「天正大地震」という地震は岐阜県北部で起きた直下型地震ですが、若狭湾に津波が起こっています。でも流石に原発はこのような津波には耐えられるように作ってあると思います。
 ガソリンと違って電気エネルギーというものはかつては持ち運べないエネルギーでしたが、(多分)三洋電機などの技術者のおかげで、蓄電池の性能が飛躍的に向上して持ち運べるものになりました。電気で動く乗用車や二輪車などの乗り物も(EVなど)、特に発車・停車の機会の多い乗り物(郵便バイクや路線バス、集配トラックなど)に爆発的に普及していくものと思われます。セグウェイのような乗り物は日本でまだあまり普及していませんが、電車で持ち運べる、電気で動く優れた乗り物です。
 石油の必要性が減ってくると、中東戦争や湾岸戦争のような石油の権益をめぐる戦争も起こらなくなります。もともと日本は世界有数面積の海(排他的経済水域)を持っているし、降雨量も豊富なので、エネルギーの心配が解消されれば、水も食べ物も自給することが可能な大変な資源国に躍り出るというわけです。
 ところが使用済み核燃料の主要成分であるセシウム137の半減期は30年、ストロンチウム90の半減期は29年と、ほぼ安全に廃棄できるまで1000年程度のとんでもなく長い時間がかかります(キリストが誕生してから現在までたったの2000年です)。
 使用済み核燃料はすごい熱を出すので(マグマの熱源です)、きちんと管理して冷やしつづけなければなりません。話はちょっと飛ぶのですが、(竜巻のためにアメリカではそうなっているということで)発電機を地下に置くことをアメリカの技術者に要求されてそれを承け入れてしまった東京電力の技術者は断腸の想いだと思います。なぜあの時彼らの意見を承け入れたのかと…。
 もし冷却用クーラーが仮に10年間無事故で運転できたとしても、1000年だと100回も交換しないといけないということで、管理上必要となる人件費とあわせて果たしてコスト的に割に合うのか?という疑問もあります。正直1000年先のことは想像もつきません。

 原発の穴埋めのために新たな発電所を建設するのではなく、社会のしくみを変えて電気の使用量を減らしてはどうか?と私は思います。例えば、多くの事務仕事は週に数回集まれば、あとの日は自宅でネットを介して勤務することが可能です。通勤時間が要らなくなると仕事の効率もアップします。なので電車や飛行機の本数も今の6割か7割に減らすことが可能だと思います。
 国債の発行額を見るに、現在日本人は一人あたま1000万円前後の膨大な借金を抱えているようです。なので国は是非ともお金をかせぐ必要があるので、各家庭は多少我慢しても税金を納めてくれる工場なんかに優先的に電気を廻す必要があると思います。

 芸能人で有名な原発廃止論者は吉永小百合さんです。彼女はかつてNHKの「夢千代日記」というドラマの主演女優で、彼女の数ある当たり役の1つでした。その中で彼女が演じたのは原爆症に苦しむ女性だったので、原発の反対側に回るのは当然だと思います。

 地震が起きた時の総理大臣は菅直人さんでした。彼は他人に厳しいそうなので、私はどちらかと言えば苦手な人ですが、巨大地震にすばやく剛直な対応をしてくれて、彼のおかげで何とかなったと思っています。今はお休みされていますが、軍人や工場勤務、看護師の仕事など24時間の緊張が要求される激務では、複数のチームが用意されて、交代制によって勤務することが通例となっています。他人に追い出されたとは思わずに、ゆっくり仕事の疲れを癒して体力・気力の回復につとめられたら、と思います。心から「ご苦労様でした」と申し上げたいです。
 テレビでの広報活動につとめられた枝野幸男官房長官にも「ご苦労様でした」と申し上げたいです。混乱が起こらないように、原発の状況を素早く分かりやすく大勢の人に伝えてくれました。たいへんな力量の持ち主に見えましたので、私は将来、我が国の総理大臣になってもおかしくない人物だと思います(あまり政治的なことを書くと問題かもしれないのでこの辺にしておきます)。

 

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