「無限上昇音階」というのをご存じでしょうか?全国の科学館なんかに音を出す機械が置いてあると思うのですが、多数の音を組み合わせてあたかも音が無限に上昇していくのではないかと錯覚させるものです。
 ブルックナーの「テ・デウム」という曲があります。ブルックナーには9つの交響曲がありますが、ちょっと短いけれども第10の交響曲になってもおかしくないほど素晴らしい曲だと誰かが言っていました。私も、古今東西、世の中には多くの合唱曲がありますが、ブルックナーの「テ・デウム」はその中でも最高傑作の1つだと思うのです。
 私は思うのですが、この曲は「無限上昇音階」を音楽にしたものではないかと。調が変わるたびにどんどん上昇して天に昇っていくような気持ちになります。そして最後に下降するところで一気に天から降りてくるのです。

 

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