今回こそは論文以外の、気楽に読み流せる話にしたいと思います。テーマは「英語の話その1」というものです。

 先日「リムーバブル」と書かれた引っ越しトラックを見ました。moveという動詞は確かに自動詞として使われると「引っ越す」という意味になるのですが、re-を付けると意味が変わって「〜を除去する」という意味になります。「リムーバブル」という会社の本業がお掃除屋さんや解体業者だったら良いのですが、もし引っ越し業者だったら再考を望みます。
 この話で思い出したのですが、有名な話ですが「ナショナル」(現パナソニック)の社名の話です。社長の松下幸之助さんが「これからの時代は国際的やで!」と言い出して、"国際的"を辞書で調べてインターナショナルという言葉を見つけ出したのですが、「インターナショナルは長すぎるんとちゃうか?インター取ったらどないや?」ということで意味が"国民の"とか"国粋的"という逆転したものになってしまったという笑い話のような話がありました(実話かどうかは知りません)。

 通勤路にレストランがあり、「close」と書かれた看板があります。「close」は動詞であり、もし形容詞形にするなら過去分詞の「closed」にしないといけないと思うのですが、このような看板があるということは現在はclose(閉まっている)という形容詞もあるのかも知れません。

 「お熱いのがお好き」というビリー・ワイルダー監督、マリリン・モンロー主演の名画があります。この映画の英語のタイトルは「Some like it hot」というものです。私は長いことこの英語の意味はどんな意味なのかなあと気になってきたのですが、ネットで調べると「Some (= Somebodies、幾人かの人)は(それが)熱いのを好む」という意味で、つまり見事に「お熱いのがお好き」という意味なのです。私はすばらしい訳だとただただ感心してしまいました。

 

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